【2017年】日本の貿易収支の推移をグラフ化(1996年~)

日本経済や世界情勢について語る際に引き合いに出されることの多い貿易収支。ここでは1996年以降の貿易収支の推移をグラフ化しています。

貿易収支


今回使用しているデータは、財務省HPに掲載されている国際収支の推移のものです(月次&暦年)。最新データに関しては、メディアが発表したものを使用しています。

※本記事で紹介している数値は、国際収支統計における「貿易収支」であり、「貿易統計」とは異なりますのでご注意くださ。両者の違いについては、財務省HPのコチラを参照。ざっくり書くと、建値がFOB価格かCIF価格なのか、また輸出入金額の計上範囲と計上時期がそれぞれ異なります。


最終更新 2017/09/20
2017年08月分までの数値を入力



まず、2014年以降の貿易収支です。

貿易収支 2014年~2017年
※2017年04月~08月は速報値
※2017年4月10日付で2014年1月~2016年9月までのデータが一部改訂。本データも改訂数値へ反映済み(以後同様)

2014年は1年を通して貿易赤字。2015年は収支が均衡していましたが、年初の赤字幅が大きく、年間では6,288億円の赤字。2016年は収支が月々3000~5000億円改善(前年同月比)したため、年間で5兆5251億円の黒字となりました。2017年は、2016年と同じような推移を辿っています。



次に1996年以降の貿易収支(年別)の推移をみてみます。


貿易収支 年次推移
※年次は暦年(1月~12月)の値

コチラを見ると、過去継続的に貿易黒字を計上していたことが解ります。ちなみに、2011年~2015年の貿易赤字の累計は-24兆7270億円ですが、1996年~2010年並びに2016年の貿易黒字の累計は175兆4340億円となっていますので、差し引き150兆7070億円の黒字となっています。


以降は補足になります。


補足1

貿易輸出額と貿易輸入額の推移(1996年~)です。


日本の貿易輸出入額 推移
※2017年04月~08月は速報値

2004年頃までは輸出・輸入ともに横ばいでしたが、それ以降はどちらも右肩上がりに推移しています。グローバリズムの浸透と中国をはじめとする新興国の成長が原因だと考えられます。サブプライムに端を発するリーマンショックでは、輸出・輸入額共に大きく減少しましたが、その後は共に持ち直しています。その後は、アメリカのシェールオイル・ガスやIS等の絡みで原油価格の大幅な下落等ありましたが、現在は比較的落ち着いている印象です。



補足2

貿易収支の推移(1996年以降~)です。


貿易収支推移
※2017年04月~08月は速報値

グラフを見ると、2011年06月あたりからマイナス(貿易赤字)になっており、東日本大震災以降に貿易赤字の固定化が進んでいったことがわかります。また、先ほどの輸出額・輸入額のグラフでは、リーマンショックによる輸出・輸入額の大きな落ち込みが顕著に現れていましたが、こちらグラフでは2008年12月と2009年01月だけ赤字になっているだけで、それ以降は黒字をキープしていることが見て取れます(補足:2009年1月は大きな赤字となっていますが、元々1月は季節要因で収支がマイナスに振れる傾向があります)。



今後も貿易収支については、継続的に推移を見守って行く予定です。
参考記事:【最新版】 日本の旅行収支の推移をグラフ化(1996年01月~)





  
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