【主要10カ国】 訪日外国人旅行者数の推移を国別にグラフ化

観光立国を目指す日本ですが、訪日外国人旅行者数はどのように推移しているのでしょうか。ここでは、主要10の国・地域(アメリカ・カナダ・英国・フランス・ドイツ・韓国・中国・台湾・香港・タイ)における訪日外国人旅行者数の推移を調べ、グラフ化しました。

skytree3.png

データは、日本政府観光局(JNTO)が公表しているコチラの発表を使用させて頂きました。ちなみにこのデータで使用されている「訪日外客」とは、国籍に基づく法務省集計による外国人正規入国者から日本に移住する外国人を除き、これに 外国人一時上陸客(日本を経由して第三国に行く人:通過客)等を加えた入国外国人旅行者の事です。本記事では、訪日外客のことを訪日外国人旅行者として表現しています。


最終更新 2014年06月21日
2012年2013年のデータを追加し、記事を大幅に入れ替えました。




では、年別の訪日外国人旅行者数と出国日本人数の推移を見てみます。

Highcharts Example
※数値は1万人以下を四捨五入してあります。

グラフを見ると1980年代後半に出国日本人数が大きく伸びており、この辺りから日本人の旅行の意識が国内旅行から海外旅行へとシフトしていった感はあります。バブル云々の影響もあるのでしょう。一方、日本に来る外国人旅行者の数はあまり伸びていませんでしたが、ここ最近ようやく上向いてきました。2013年は東日本大震災の影響も少なくなり為替も円安が進んだことから初めて1000万人を超えてました。



次に「ビジット・ジャパン事業(観光庁が主導する訪日外国人旅行者数を将来的に3,000 万人とすることを目標としたプログラム)」で重点市場に指定しているうちの主要10カ国の訪日外国人旅行者数の推移を見ていきます。


Highcharts Example
※数値は1万人以下を四捨五入してあります。

多少の増減はありますが、後述するアジア勢に比べて欧米勢は変動が少なめです。どの国も経済が成熟し、海外旅行者数自体の伸びが多くないためだと思われますが、その限られたパイの中で日本に来てもらうためにはどうすればいいのか、、今後の検討課題ですね。意外だったのがフランス人の訪日が少ない事です。フランス人は新日で日本文化が浸透している…というイメージが強かったので訪日する人も多いのかと思っていましたが、そうでもないようですね(悲)。アメリカは他国と比べてさすがのボリュームです。



次に主要なアジアの国・地域を見てみます!


Highcharts Example
※数値は1万人以下を四捨五入してあります。

グラフを見ると、韓国・中国・台湾が重要なのが見てとれます。人口では、韓国(約5000万人)・中国(約13億5000万人)・台湾(約2300万人)とまちまちですが、訪日外国人旅行者数がそれに比例していないのは面白いですね。勿論その国の経済レベルや査証発行条件等も考慮すべきですが、その国の"文化"に共感しているかどうかが旅行者数の数に大きな影響を与えていると考えられます。最近は台湾の旅行者数が多く、2014年には韓国を抜いて第一位になるかもしれません。


◆おまけ
先日、2014年04月の旅行収支(訪日外国人が国内で使う金額から、日本人が海外で支払う金額を差し引いたもの)が、単月では44年ぶりに黒字になったというニュースが大々的に報道されました(詳細はコチラ)。4月は"桜"効果でこのような結果になったと思われますが、これが年間を通して続くと「観光立国」に大きく近付くと思います。


  
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【3社比較】MNP(携帯電話番号持ち運び)制度利用状況の推移をグラフ化する(2014/03まで)

携帯電話番号の持ち運び制度であるMNP(Mobile Number Portability)の
主要3社における利用状況の推移を開始時期(2006年10月24日)から現在までをグラフ化しました。


docomo.gif          au.jpg       softbank.jpg


docomoが2013/09/20からiPhoneの取り扱いを始めたことで3社が機種・料金プランでほぼ横並びの状態になりました。これまで「一人負け」と言われていたdocomoは、iPhone取り扱いを機にMNPの転出超過から脱却することが出来るのでしょうか。ここでは、主要3社のMNP利用状況の推移をモバイルナンバーポータビリティー(MNP)利用状況ITmediaで公表・報道されているデータを基にグラフ化しています。なお、ここでの"MNP利用状況"とは、他社から自社への「転入数」から自社から他社への「転出数」で引いた値としています(利用状況=転入数-転出数)。値がプラスであれば転入超過、マイナスであれば転出超過を意味します。


最終更新 2014/06/01
2014年03月分 各社MNP利用数
docomo -9万3800件(転出超過)
au         +5万2300件(転入超過)
SB         +4万6600件(転入超過)
今後は4半期に一回の発表になりますので、次は2014年6月のデータになります



まずは、月別の各社MNP利用状況を見てみます。
MNP制度は2006年10月24日にスタートしていますので、データは2006年10月からになります。
※au(KDDI)にはツーカーの数値も含まれています
※2008年7月11日よりSoftBankMobile(SB)がiPhone(iPhone3GS)の取扱いを開始

※au(KDDI)にはツーカーの数値も含まれています
※2011年10月14日よりau(KDDI)もiPhone(iPhone4S)の取扱いを開始
※2013年09月20日よりdocomo(NTT)もiPhone(iPhone5S/iPhone5C)の取扱いを開始


 グラフを見ると、ドコモはほぼ全ての月でマイナス(転出超過)になっており、他社に顧客を奪われていることが分かります。ただ2010年には、auも継続的に転出超過になっておりこの時期は「二人負け」、つまりSBの「一人勝ち」だったことが見て取れます。SBはMNP開始当初こそ転出超過でしたが、iPhoneの投入や独自の料金プランが好評で、2007年中旬以降は転入超過で安定しています。ただ、auがiPhoneの取り扱いを始めてからは「docomoからauへ」という流れが加速しているようで、SBが今後も転入超過でいられるかは微妙なところです。

また2つのグラフを全体的に見ると、開始当初はある程度の利用数がありましたが2008年後半から利用数が少なくなっていることがわかります。これは、開始当初こそ制度にある程度の需要があったのでMNPの利用が活発でしたが、その流れが一段落したためだと考えられます。また、"2年縛り"の影響で初期MNP利用組のMNPが抑えられた影響もあるかと思われます。しかし、その後はスマートフォンの普及に伴って、各社が大きなデータ通信料が見込めるスマホ利用者を取り込むために"MNP優遇キャンペーン"を競って実施するようになり、MNPの利用が活発になっています。

 最新データの2014/03月は、引き続きdocomoが大幅な転出超過でau&SBが転入超過という状況です。docomoのiPhone投入以降、各社の値が±0に向かうスクイーズ(凝縮)状態になっていましたが、その後は方向感がありません。SB が比較的頑張っているなという印象も受けます。



次に、MNP利用状況の利用開始からこれまでの累計件数の推移を見てみます。

Highcharts Example
※au(KDDI)にはツーカーの数値も合算しています。

こちらの累計のグラフを見るとdocomoの「一人負け」の様子が鮮明です。iPhone導入でここから巻き返しはなるのでしょうか…。auはMNP開始当初の転入超過の貯金を保ち"横ばい"の状態でしたが、iPhoneの投入以来転入超過数を増やし累計転入超過数が250万件を超えました。SBはiPhoneという強力な武器を手にして転入超過数を右肩上がりで増やしてきましたが、auもiPhoneの取り扱いを始めてからは伸びが鈍化しており、累計数では一度抜いたauに逆転されています。今後SBが他社とどうやって差別化していくのか注目です


NECやPanasonicがスマホ事業の撤退・縮小を実施していますが、今後も携帯電話(スマホ)は生活の中心のデバイスでしょうから、日本企業にもこの分野で是非頑張ってほしいですね。昨今のiPhoneのばら撒きはやり過ぎだと思います^^;

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