【2016年】第一次所得収支の推移をグラフ化してみた(1996年1月~)

経常指標の中で、貿易収支や最近話題の旅行収支と共に取り上げられることの多い”第一次所得収支”の推移をグラフ化してみました。

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※画像=株式会社庄内タイヤHP「貿易業務」より


最終更新 2016/12/02
2016年09月までデータを更新しました。



※2016年04月08日付で財務省の基データにおいて一部データの改訂が行われましたので、当サイトも2016/05/22に数値を改訂しました。


グラフを見る前に、まず「第一次所得収支」の定義をみてみましょう。

第一次所得収支
対外金融債権・債務から生じる利子・配当金等の収支状況を示す。
(第一次所得収支の主な項目)
直接投資収益:親会社と子会社との間の配当金・利子等の受取・支払
証券投資収益:株式配当金及び債券利子の受取・支払
その他投資収益:貸付・借入、預金等に係る利子の受取・支払
(出所:財務省 用語の解説)

要するに、「日本が外国に対して行った投資や融資の結果貰える配当や利子」から「外国が日本に対して行った投資や融資の結果貰える配当・利子」を引いたものになります。詳細はここでは割愛させて頂きますので、気になる方は財務省HP等で各々調べて頂ければと思います。ここでは、財務省の国際収支の推移にて公表されている「3. 第一次所得収支」のデータを使用させていただき、第一次所得収支の推移をグラフ化しています。


まずはじめに、1996年01月からの月次データを見てみます。

第一次所得収支推移
※2016年08月~10月は速報値です。

季節変動が大きく見ずらいグラフとなっていますが、1996年01月以降、黒字をずっとキープしており、傾向としては右肩上がり(黒字幅増大)になっているように見えます。2015年03月は、現在の統計になってから過去最高となる2兆3314億円を記録しており、その後も高い水準を維持しています。


比較的最近(2010年以降)のデータはコチラになります。

第一次所得収支 2010年~
※2016年08月~10月は速報値です。

こちらのグラフを見ると、2015年(ピンク)は年度前半は好調でしたが後半は2014年(紫)よりも下回り気味なのが見て取れます。ちなみに各年06月と12月の値が小さいのは、日本では3月期決算の企業が多く、決算を受けての配当が支払われるのが決算からおよそ3ヶ月後になることが多いためだと考えられます(3月決算=6月配当、9月決算(半期決算)=12月配当)。


次に年次のグラフを見てみます。

第一次所得収支推移 年次
※年次は暦年(1月~12月)。

年次で見ると、2009年にリーマンショックの影響が垣間見えますが、概ね右肩上がりなのが良くわかります。2014年は18兆円強、2015年は20兆円強の黒字となり、2年続けて過去最高を更新しています。海外に多くの資産を持つ日本にとって、円安時には海外資産が(円換算時に)かさ上げされ、第一次所得収支の黒字額が大きくなる性質がありますが、2016年は全体的に円高傾向にありましたので、2016年も過去更新!というのは難しいのではないでしょうか。


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