【2017年】日本の第一次所得収支の推移をグラフ化

経常指標の中で、貿易収支や最近改善が著しいの旅行収支と共に取り上げられることの多い”第一次所得収支”の推移をグ財務省公表のデータを基にグラフ化してみました。

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最終更新 2017/12/21
2017年10月までデータを更新


※2017年04月10日付で財務省の一部データの改訂が行われましたので、当サイトも数値を改訂。


グラフを見る前に、まず「第一次所得収支」の定義をみてみましょう。

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第一次所得収支
対外金融債権・債務から生じる利子・配当金等の収支状況を示す。
(第一次所得収支の主な項目)
直接投資収益:親会社と子会社との間の配当金・利子等の受取・支払
証券投資収益:株式配当金及び債券利子の受取・支払
その他投資収益:貸付・借入、預金等に係る利子の受取・支払
(出所:財務省 用語の解説)

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つまり、

「日本が外国に対して行った投資や融資の結果貰える配当や利子」から「外国が日本に対して行った投資や融資の結果貰える配当・利子」を引いたもの

になります。詳細はここでは割愛させて頂きますが、気になる方は財務省HPに詳しく述べられているので、そちらを参照頂ければと思います。ここでは、財務省の国際収支の推移にて公表されている「3. 第一次所得収支」の各データを使用し、グラフを作成しております。


まず、1996年01月からの月次データを見てみます。

第一次所得収支推移
※2017年07月~10月は速報値

季節変動が大きく、見ずらいグラフとなっていますが、1996年01月以降黒字を維持しており傾向としては右肩上がりになっているように見えます。2015年03月は、現在の統計になってから過去最高となる2兆3171億円を記録しており、その後も高い水準を維持しています。



比較的最近(2013年以降)のデータはコチラになります。

第一次所得収支 2013年~
※2017年07月~10月は速報値です。

こちらのグラフを見ると、多少の増減はありますが最近はほぼ似たような数値になっていることがわかります。ちなみに各年06月と12月の値が小さくなっているのは、日本では3月期決算の企業が多く、決算を受けての配当が支払われるのが決算からおよそ3ヶ月後になることが多いためだと考えられます(3月決算=6月配当、9月決算(中間期決算)=12月配当)



最後に、年次のグラフを見てみます。

第一次所得収支推移 年次
※年次は暦年(1月~12月)

年次で見ると、概ね右肩上がりなのが良く見て取れます。その時々の世界情勢・為替等に金額は左右されますが、2000年半ば位以降は10兆円以上の黒字になっているのは、国にとっても良いことだと思います。



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