【国内・月別・年別】 日本自動車メーカー12社 自動車生産台数 推移

日本自動車工業会の会員企業である14社(トヨタ・日産・三菱・三菱ふそう・マツダ・いすゞ・ホンダ・日野・スズキ・ダイハツ・富士・UDトラックス・ヤマハ発動機・川崎重工業)の国内自動車生産台数の合計値の推移を年別・月別でグラフ化しました。
数値は乗用車(軽自動車含む)、トラック・バスの合計値です

これまでトヨタ・ホンダ・日産は個別に生産台数を見てきましたが、
日本の自動車メーカー全体を見る事で「日本自動車会社」の様子を把握することができます。
最近は何かと国内生産の障壁があるので、生産台数は減ってそうですが実際どうなんでしょう…


更新 12/09

2012年09月、10月 四輪車生産実績
77万3990台、79万2166台



Highcharts Example

直近2年で見てみると、
月間生産台数が80万台を超えているか否かが一つのポイントになっているようです

東日本大震災では車の生産に大きな影響が出て、
2011年3月には40万台、4月には29万台しか生産できませんでした。
直接工場に被害が出た所もいくつかありましたが、多くはサプライチェーンが寸断されたことで
部品の供給が止まり、その調整を行うために完成車の生産が止まってしまいました。

しかしその後、企業の枠を超えた協力等もあり瞬く間に復旧し、
6月には12社の生産台数が80万台近くまで回復し、その後も2010年と同じくらいの生産台数をキープしています。

こういう「企業の枠を超えた協力」というのは日本らしくていいですね




次に年間生産台数を見てみましょう!

Highcharts Example
※各年1月~12月までの数値です(2012年以外)
※生産台数百台以下は四捨五入、前年比小数点2位以下も四捨五入

グラフを見ると、2008年あたりまでは少しずつではありますが生産台数が
増えている事が解ります(2008年は2007年よりも微減ですが)。国内市場が伸び悩む中、海外市場は好調で
円安を生かした輸出で生産台数を稼いでいたと思われます。
小中学校の社会の時間に「産業の空洞化」という言葉をよく聞かされましたが、
2000年代中旬の自動車産業に関してはそれほどでも無かったように思われます。

しかし、かなりのメーカーがこの時期に海外生産を増やしたのは事実であり、
海外への投資分が日本に投資されていれば、生産台数はもっと増えていたと思われます。
そういう意味では「空洞化」が進んでいたと言えなくもないですね。
ただ、国内の継続的なデフレ・世界的なグローバリズム・新興国の成長・新興企業の台頭による値下げ圧力等を
考れば「海外生産・現地生産」は止むを得ないことだと思います。…


再度グラフを見てみましょう
リーマン・ショックの影響が大きく出た2009年は国内生産は急ブレーキがかかり、
前年比68.5%まで落ち込みこました。その後、政府の政策等で2010年は持ち直しましたが、
V字回復を目指した2011年には東日本大震災が発生し、再度生産台数が落ち込んだ後現在に至っています。

今年2012年は、2010年辺りの水準まで戻してきそうな勢いですが
これは政府の補助金で日本の潜在的な需要を「先食いしている」可能性が高いので、
この後の2013年、2014年に現在の水準を維持したり、以前の様に「国内生産1100万台」を回復出来るかは疑問です。
選挙の結果によっては歴史的円高や高い法人税率は解消されるかもしれませんが、
すぐに1ドル=90円、1ユーロ=120円とかの水準には戻りそうもないのでどうなるかは予断を許しません…( ̄ω ̄;)

トヨタの国内生産台数はこちら
ホンダの国内生産台数はこちら
日産の国内生産台数はこちら

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