【2016年】プリウス・フィット・アクア 国内新車販売台数推移をグラフ化(2003年~)

トヨタ・ホンダのハイブリッド車(HV)の看板商品である、プリウス(PRIUS)・フィット(FIT)・アクア(AQUA)の国内での新車販売台数の推移をグラフ化し比較しました。

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HVの先駆者であり4代目が最近発売された「プリウス」、ホンダの重要車種で根強い人気の「フィット」、お手頃HVの代名詞の「アクア」。この三車種は、国内の乗用車新車販売台数ランキングのTOP3の常連で、日本を代表する車種と言っていいでしょう。ここでは、この3車種の国内での新車販売台数の推移を、日本自動車販売協会連合会が公表している新車乗用車販売台数月別ランキングのデータを基にグラフ化しています。


最終更新 2017/01/27
2016年12月までのデータを入力。グラフをスマホ対応型に変更しました。



プリウス・フィット・アクア国内新車販売推移
※4代目プリウスは2015年12月09日発売。プリウスの数値はプリウスαも含む。
※フィットの数値はガソリン車とHVの合計

グラフを見ると、2015年12月09日の新型プリウス(4代目)発売以降、プリウスのセールスが好調なことが見て取れます(4代目発売以前はアクアが最も売れていました)。フィットは後述する過去のセールスや「プリウス」「アクア」と比較するとパッとしない販売台数が続いています。


今回取り上げている3車種は、乗用車販売ランキングで常に上位に位置しており国内で非常に人気がありますが、その中でも、総合力重視の「プリウス」か、コスパ重視の「アクア」か、その中間の「フィット」かで、棲み分けがなされているように感じます。ただその中で、フィットに関しては位置付けが微妙なためセールスが伸び悩んでいる可能性があります。

フィットに関しても少し見てみます。2013年09月の新型発売前は、ホンダの軽自動車の「Nシリーズ」にユーザーが一定数流れた影響もあってか販売が冴えませんでしたが、新型発売以降は販売台数が回復。燃費に関しても、発売時は36.4km(HVモデル JC08モード)で、当時のアクアの数値(35.4km(同))を凌ぐ燃費で"ホンダ復活"の印象を強く受けました。ただ残念だったのが、発売以降5度もリコールをしている点で、新型FITに搭載されている新世代ハイブリッドシステムの変速機やエンジン制御コンピュータ(ECU)関連の不具合がいくつか発生しました(参照記事)。

その点、HVシステムの調整能力やソフトとハードの噛み合わせでは10数年の販売実績があるトヨタに分があります。今も新しいハイブリッドシステムを着々と開発しているようです(コチラの記事が参考になります)。ただホンダも負けじと、パワーユニットと呼ばれる新しいHVシステム(運動エネルギーに加えて排気の熱エネルギーも回生)を2015年からF1名門チームに供給開始することで技術力を高めていますし、フィットで培った経験を基に、今後HVシステムを搭載した車種を続々と発売していますので、今ではトヨタと遜色ないぐらいまで追いついてきているように感じます。



次に、2003年からの2016年までのプリウス・フィット・アクアの年間販売台数の推移を見てみます。


プリウス・フィット・アクア 年間販売台数推移
※コチラの数値も車種全体の数値になるので、各派生車(プリウスα等)の数値を含みます
※プリウスは1997年12月発売
※フィットは2001年06月22日発売 現在別ブランドの「シャトル」も2015/04までは数値に含む
※アクアは2011年12月26日発売 2011年の販売台数はコチラのデータを基に入力

まずプリウスについて見てみると、2008年頃まではあまり売れていませんでしたが、リーマン・ショックに伴う景気後退時に政府がエコカー補助金・減税を実施したことで、プリウスが大いに注目され販売台数が大きく伸びました。その後もコンスタントに販売台数を積み重ねてきていましたが、2015年まではモデル末期の為に販売が低迷。2016年は4代目発売で販売台数25万台弱まで伸ばしてきています。

次にフィットを見てみると、2000年代中盤に販売台数が鈍っていましたが、2006年を底にして2014年頃まで盛り返してきていたのが見て取れます。しかし新車効果が一巡した2015年以降は、先述したリコール問題あってかセールスは低空飛行となっています。

最後にアクアです。発売当時は同クラス世界最高燃費(現在はプリウスが40.8km/Lでトップ)を武器に鳴り物入りで発売され、実質的な発売初年となった2012年から25万台超のビックセールスとなりました。翌年は、プリウスを抜き乗用車の新車販売台数トップになりましたので、名実共にアクアはトヨタの中核車種となりました。その後も2014年・2015年と乗用車で最多のセールスとなっており「手頃なHV」として現在も人気が続いています。今後は、新型発売も睨みつつ、4代目プリウスとどう差別化して張り合っていくのか注目です。



  
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